イヤミス!! 真梨幸子おススメ作品『みんな邪魔』のネタバレ、内容解説 | イヤミスの本棚

イヤミス!! 真梨幸子おススメ作品『みんな邪魔』のネタバレ、内容解説

ネタバレ

 

イヤミスも三大女王の1人として人気のある真梨幸子さんの作品の1つである『みんな邪魔』



このページでは『みんな邪魔』ネタバレ、内容解説をしていきたいと思います!


 

 

スポンサーリンク

登場人物の名前とストーリー



青い六人会のメンバーは作中ではあだ名で呼び合っていました。

初めに主な登場人物の名前とその人物のストーリーを簡潔に紹介したいと思います。






・エミリー(村上 枝美子) 41歳

→自分に自信がなく、オドオドとした性格

金遣いの荒い夫の反対を押し切り結婚してしまい、働かない夫からDVを受ける日々。

ある日、青い瞳のジャンヌのファンサイトを見つけ幼少期のジャンヌが好きだった記憶が蘇り、入会する。

絵が上手いエミリーは、サークルにジャンヌのイラストを毎日投稿し続け、半年という期間で青い六人会という幹事スタッフに任命される。





・シルビア(咲野 詩織) 53歳

→青い六人会の幹事スタッフに入ってから歴は浅いが、最古参のような態度を取るため皆からあまり良く思われていない。

エミリーがファンクラブに入会してすぐに青い六人会に選ばれたことや絵が上手いことに嫉妬したシルビアは、エミリーがファンクラブを脱退するように仕向ける為、ガブリエルの話を持ち込んでエミリーと交流を深める。

そして、嘘に嘘を重ねエミリーの心を掌握し、エミリーからお金をだまし取っていたが、そのことをエミリーの夫に気づかれてしまう。

最終的には我を忘れたエミリーの夫に殺されてしまう。




さらに、シルビアには虚言壁があり作中でさまざまな嘘をついていました。




【シルビアの嘘や悪事まとめ】

自分が青い瞳のジャンヌの作者だと言い出す

エミリーにガブリエルが悪口を掲示板に書き込んでいると言った

ガブリエルからの恐喝を対処したり夫の相手を代わりにやったからと言い、エミリーからお金を騙し取る

エミリーが書いた漫画を自分の作品として、サークルに投稿する

家が広くあたかもセレブを装っているが、実際は生活保護や周りからの借金でやりすごしていた

などなど






・ミレーユ (酒井 稲子) 48歳

→小さい頃からそのまま自立せずに育った為に、どの仕事も長続きせずに48歳にしてなお独身。

パチンコに通い母親に養ってもらうニート生活を送っていた。

ある日、母親が怪我をしてしまい、介護が必要な状態となった為、ミレーユがその仕事を勝手で出る。

しかし、家事はしない、ご飯も作らないわとミレーユの母親は栄養失調になり、さらに寝たきりの状態となってしまう。

そんな中、青い六人会のメンバーと共に西伊豆にあるホテルに泊まりに行くことになり、その旅行を最後にミレーユは行方不明となり、後に小田原の山中に埋められていることが分かった。






・ジゼル (保科 早苗) 42歳

→上級公務員でお金持ちだがマザコンの夫と引きこもりの息子を持つジゼルは、結婚も子育てもすべてが失敗だったと思い、隠している離婚届を唯一の心のありどころとし、何とか瀬克を耐え忍んでいた。

そんな中、自分が妊娠していることが分かったジゼルは、戸惑いながらも産まれてくる子が女の子であれば、自分が出来なかったことをしてあげようと次第に心が躍っていた。

しかし、対立していたニーナが青い六人会のメンバーになることや自分の思い通りのベビーベッドが届かなかった事など精神状態が不安定になる。

そして妹の家から帰る途中に何者かに駅のホームで突き飛ばされ、電車に轢かれてしまう。






・マグリット(弘田 絹江) 46歳

→大学を卒業してすぐに結婚。専業主婦一筋。

人間関係によるストレスで学生の頃から30年間、胃痛が続いている。

青い六人会のリーダー的役割で、娘が高校受験に失敗したり旦那がうつ病の一歩手前までになったりと、その反動で中学から入っているファンクラブにどんどんのめり込んで行った。

最後はカラオケボックスでエミリーと口論になり、スパゲッティを食べていたフォークでエミリーを刺し、警察に連行された。






そして最後は作中で一番謎の多かったガブリエル

彼女はいったい何者なのか、再確認していきたいと思います!




・ガブリエル 32歳

→まず結論から言うとガブリエルの正体はフリーライターの渡瀬晃でした。


盲点でした。 ガブリエルはまさかのだったのです!


青い瞳のジャンヌが少女漫画なので、青い六人会のメンバーも全員女性だという固定概念に囚われて真梨幸子さんの罠にまんまと騙されました。😂

あまりにも悔しかったので二度読みしたところ、ガブリエルが怪しい複線がいくつかあったのでそれを紹介していきたいと思います。





【ガブリエルの複線】

伏線①P14 中性的な雰囲気

→エミリーはガブリエルの事を中性的な雰囲気と言っていました。

しかし、青い六人会の中で一番若くてアイドル的な存在だったガブリエル。

美しい女性をイメージさせるのであれば、中性的な雰囲気はおかしいはず!

これが一つ目の複線で、渡瀬は元ホストであり美形だったことから中性的な雰囲気と表現し、ガブリエルが男であると匂わせていました。




伏線②P80 タロットカードが示すガブリエルのカードが死神

→P80でエミリーがシルビアとガブリエルを頭にイメージしながらタロットカードを引く場面がありました。

そこで出たガブリエルのカードは死神。そしてその意味は『死やターニングポイント、破壊』などを表しています。

実際にガブリエル原因で青い六人会が壊れていったり、本人が死んだのでエミリーの占いは当たっていました。





伏線③P223 西伊豆旅行の時の部屋割りでガブリエルが1人部屋

→シルビアが殺され、青い六人会のメンバーが5人になった後にメンバー全員で伊豆のホテルに泊まりに行った場面がありました。

そこでガブリエルだけが1人部屋なのですが、最初ガブリエルはみんなにとって高嶺の花だから相部屋ではなく、1人だと思ったのですが、ガブリエル正体を知ってから読み返すと、そもそもガブリエルが男なので1人部屋にしていたと思われます。



 


伏線④P354 『ママには色んな事を教えてもらった。フレンチのマナーから~心理学まで』

→渡瀬が里彩子を取材したときに言っていた言葉なのですが、読み返すと確かにガブリエルは物語の冒頭のフレンチレストランでの食事会の時に、エミリーに高級フレンチでのマナーを教えていました。

そして教えてもらった心理学を活かし、青い六人会のメンバーの心を掌握していたのだと予想されます。



 


伏線⑤P381 残っているのはエミリーとマグリット

→渡瀬が里彩子に取材しているときに言った言葉なのですが、青い六人会の中でシルビア、ミレーユ、ジゼルが死に、残りは3人のはずなのに渡瀬は里彩子にガブリエルの名前を出しませんでした。

これも渡瀬は自分がガブリエルだというぼろを出さないために、意図的にガブリエルを省いていたのだと思います。

 





・ソフィー(吉村 淑子) 46歳

→ファンクラブ初期の代表的な立場

埼玉県の私立病院で看護師として働いていたが、何年か前にある日を境に姿を消してしまった。

 





スポンサーリンク

犯人


本作では『シルビア、ミレーユ、ジゼル、ガブリエル(渡瀬)、ソフィー(淑子)』の合計5人の人間が殺されています。


この5人はいったい誰に殺されたのか、改めて解説していきたいと思います。



犯人はマグリット


まず、すべての事件の張本人はマグリットでした。


殺害のシーンは描かれていないが、後の青い六人会のメンバーでの食事会で『そりゃ、そうよ。5人も殺したんですもの。死刑にならない方がおかしいわ」と書かれていたことから、マグリットが犯人だと断定できます。



ではなぜマグリットが殺人をおかしたのでしょうか!??



 


・シルビアを殺した動悸

→最初シルビアは、エミリーの夫に殺されたとされていました。

しかし、シルビアは何者かに電話で呼び出され、その後に亡くなっています。

エミリーは夫がシルビアの電話番号を知るはずがないと感づき、マグリットに疑いの目を向けました。

虚言壁があり借金のあったシルビアはお金を渡せば、マグリットの娘を高校に特別枠で編入させると嘘をつき、マグリットから100万円をだまし取っていました。

もともと、マグリットはシルビアの事があまり好きではなかったのですが、この1件がシルビア殺害の引き金となりました。


死因

→メッタ刺しにされる




 


・ミレーユを殺した動悸

→西伊豆の高級ホテルに泊まった帰りでマグリットが車を運転している最中にミレーユが暴れまくったことに激怒し、それがミレーユ殺害の引き金となりました。


死因

→不明。しかし、ミレーユが行方不明になった後に山中で女性の遺体が発見されたことから、マグリットが淑子と同じ手口で殺したと思われる。

 





・ジゼルを殺した動悸

→会のリーダー的存在でみんなをまとめる立場にあったマグリットだが、結局、彼女も女でガブリエルの虜になっていた。

そんな中、ジゼルが妊娠し、それが西伊豆旅行に行った際にガブリエルと行為を行ったときに出来た子供だと気づいたマグリットはジゼルに罵詈雑言を吐いていました。

この1件がジゼル殺害の引き金となりました。


死因

→駅のホームから突き落とされ電車に轢かれる。一命を取り留めたがその後、死亡する。




 


・ソフィー(淑子)を殺した動悸

→自分が1番にファンクラブを支えてきたマグリットだったが、娘の高校受験や夫の仕事の事で忙しくなり、幹事会の仕事をサボり気味だった。

そんな中、マグリットはソフィー(淑子)から会を辞めるように告げられる。

自分が1番ファンクラブに貢献してたのにという怒りもあり、それが淑子殺害の引き金となりました。


死因

→首を絞められ山中に埋められる

 





・ガブリエルを殺した動悸

→エミリーに自分がシルビアを殺した犯人だと感づかれ、全てがばれたマグリットはエミリーをフォークで刺した後に、ガブリエルを刺し、自分もその後に続いて死につもりでした。

よってガブリエルは完全な巻き添えでした。


死因

→フォークで刺され死亡

 




 

秋月美由里2人説の真実


秋月美由里のデビュー作である『青い瞳のジャンヌ』が途中から画風が変わっていることでファンの間では秋月美由里2人説や影武者説などが出ていました。


真実は一体何なのか?


次は秋月美由里2人説を見ていきたいと思います。





【秋月美由里2人説】

大人気を誇る青い瞳のジャンヌの連載が途中から、ファンが想定していたものとは違う展開になっていました。

そんな中、秋月美由里はファンクラブ主催のお茶会に招待され、乗り気ではなかったが、編集部に強要され、しぶしぶ参加することになりました。

楽しいお茶会になるはずだったが、その席で一部の熱狂的なファンが質問という形で秋月美由里を糾弾。過激派により一種のクーデターのようなものが起こり、それが原因で秋月美由里はノイローゼ状態となっていました。

それから秋月美由里は仕事の時、精神を安定させるために薬を服用していたようで、その薬の影響で気分がハイになったりローになったりした為に画風が変わるということが起きました。

これが秋月美由里二人説の真相となります。

 





感想


→この作品を読んで一番印象に残ったのは、やっぱり、ガブリエルが男だったことが一番印象に残っていて衝撃的でした。


作品を読み終わった後は、ミレーユのクズっぷりやマグリットの1人殺したら、何事もなく次々と罪を重ねていサイコパスっぷりを1番に思ってしまうが、読み返すと、最初と最後でキャラが180度変わっているエミリーもヤバいやつだなと思いました(金の力はホントに怖い)😣



コメント

タイトルとURLをコピーしました