そしてユリコは一人になった
貴戸湊太
作者プロフィール
2019年、学園ミステリ「ユリコは一人だけになった」で第18回『このミステリーがすごい!』大賞 U-NEXT・カンテレ賞を受賞。2020年に投稿作を改稿した『そして、ユリコは一人になった』にて小説家デビュー。同年、三木市ゆかりの芸術家を支援する団体「若手アーティスト応援団」推薦対象に選ばれる。
貴戸湊太 – Wikipedia
貴戸湊太さんのデビュー作となった『そしてユリコは一人になった』
ここでは『そしてユリコは一人になった』に少しでも興味を持ってもらえるように、この本のあらすじや見どころ、読んだ感想などをお伝えしています!

①イヤミス ⭐⭐⭐
②おススメ度 ⭐⭐⭐
③読みやすさ ⭐⭐⭐⭐
④面白さ ⭐⭐⭐
⑤タイトルの意味 ⭐⭐⭐⭐⭐
主な登場人物
・矢坂百合子(やさか ゆりこ)
→百合ヶ原高校の1年生
ユリコ様候補の1人で、強制的にユリコ様争いに巻き込まれる
・嶋倉美月(しまくら みづき)
→百合ヶ原高校の1年生で百合子の小さい頃からの親友
ユリコ様伝説を信じておらず、オカルトだと言い放っている
・筒見友里子(つつみ ゆりこ)
→百合ヶ原高校の3年生
ユリコ様候補の1人で去年のユリコ様になった人物で周りに恐れられている
・由利小太郎(ゆり こたろう)
→百合ヶ原高校の2年生で背の低い小柄な男子、ユリコ様を崇拝する白百合の会のメンバーの1人
ユリコ様のおかげでいじめから助けられた過去がある
・岼子美咲(ゆりこ みさき)
→百合ヶ原高校の3年生で、ユリコ様を崇拝するメンバーの1人
骸骨のように痩せこけた女子
・高見沢友利(たかみざわ ゆり)
→百合ヶ原高校の教師で白百合の会の顧問
背が高い、30代半ばの男性
あらすじ
→進学校の百合ヶ原高校はヶ、以前は女子高だった名残で、今も男子生徒より女子生徒が強い風潮がある。
この学校では、ユリコ様伝説が言い伝えられており、ユリコという名を持つ生徒は超常的な力で守られ、逆らうものには不幸が訪れる。
『ユリコ様』になれるのは、百合ヶ原ヶ高校に通う名前の読みが『ユリコ』である女子生徒たった一人。
百合ヶ原ヶ高校に『ユリコ』が複数在籍していた場合には、残りの一人になるまで『ユリコ』は転校や退学などで自然淘汰されていくという。
そんな中、新入生の矢坂百合子はその伝説を聞いて怯えるが、親友の美月にただのオカルトだとなだめられる。しかし、次々と『ユリコ』と名のつくものやユリコ様に楯突くものが屋上から転落したり、事故に遭ったり、不幸な出来事が連鎖していく。
『ユリコ』様を決める争いに巻き込まれた主人公が、親友と共に連続死の真相と伝説の謎に挑む様を描く学園ミステリー!!
🌟見どころ🌟
①U-NEXT・カンテレ賞受賞作品
→本書は2020年の第18回「このミステリーがすごい!』!大賞
においてなんと、役500もの応募作品の中から、U-NEXT・カンテレ賞に選ばれた作品となっています。
さらに、これが貴戸湊太さんのデビュー作品でもあるので、今後の作品に期待が高まります!
②作品がドラマ化
→本書が選ばれたU-NEXT・カンテレ賞とは文庫化と共に関西テレビが映像化したい1作品をドラマ化することになっており、2020年3月に玉城ティナさんが主演でドラマ化されています。
小説版とはまた一味違った『そしてユリコは一人になった』がU-NEXTで見れるので、2倍楽しめる作品となっています!
どんな人におススメか
→ミステリー作品が好きな人
→学園物の作品が好きな人
→ドラマ化された作品が好きな人
にオススメな作品だと思います!
読んだ感想
→学園ものの作品で学校生活が内容の話なので、とても読みやすい!
また、ユリコ様伝説という設定も今まで読んだことがなく、面白かった。
そして、なんといってもこの本の最大の魅力は『そしてユリコは一人になった』のこのタイトル! 物語の最後にタイトルと内容がリンクするのですが、鳥肌が立つくらい完璧でした😆
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