【ネタバレなし】浅倉秋成『ノワール・レヴナント』あらすじ紹介!感想など

浅倉秋成
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ノワール・レヴナント

浅倉秋成






推理小説や青春ミステリーとして人気の『六人の嘘つきな大学生』『俺ではない炎上』の作者である浅倉秋成さん



今回は浅倉秋成さんのデビュー作である『ノワール・レヴナント』のあらすじや見どころ、実際に読んだ感想などを分かりやすく紹介していきたいと思います!!






読みやすさ  ⭐⭐⭐⭐⭐

満足度   ⭐⭐⭐⭐

爽快な伏線回収 ⭐⭐⭐⭐⭐




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主な登場人物


・大須賀駿(オオスガ シュン)

→平凡な公立高校に通うこれといった特徴もない2年生

4年前に突如、背中を見ればその人の1日の幸運レベルが分かるという能力を授かる





・三枝のん(サエグサ ノン)

→ショートカットで活発的な女の子で、本が大好きな高校1年生

4年前に突如、本の背をなぞれば内容を全て記憶出来るという能力を授かる





・江崎純一郎(エザキ ジュンイチロウ)

→頭が良く大人びた雰囲気の高校2年生

4年前に突如、毎朝今日聞くことになるセリフを予知出来るという能力を授かる





・葵静葉(アオイ シズハ)

→ピアノが大好きで清楚な雰囲気の高校3年生

幼少期からピアノを習っていたが、とある理由で今はピアノを弾くことを辞めている

4年前に突如、念じるだけで物を壊せるという能力を授かる






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あらすじ

『それは、あなたに預けます。

ですから、その時まで、どうぞご自由にお使いください。

ただもしも、その時が来たら、私に協力しなさい

その時が来ても、

あなたが、私に協力しないと言うなら、あなたは……』


僕は人の背中に数字が見える。

それはその人の今日の幸運レベルを示し、基本値は50.

しかしある日、同級生の弥生の背に85という数が!

ラッキーのおこぼれを期待して彼女と行動を共にした僕は、そのことがきっかけで同じく妙な力を持つ仲間と出会う。

本を指でなぞって内容を記憶する。

毎朝、今日聞くことになるセリフを予知する。

念じると触れたものを壊す。


そんな奇妙な能力を持ってしまった高校生4人を結び付けたのは、ある少女の謎の死だった。

全ての偶然が必然に変わる!伏線が秀逸な群青青春ミステリー!!







🌟見どころ🌟


①テンションが上がる能力系


→『ワンピース』や『僕のヒーローアカデミア』などの能力者ものは読んでいて面白く、多くの読者が好む作品だと思います。

それと同様に、この作品でも

・背中を見るとその人の今日の幸福度を測れる数字が見える

・本を指でなぞるだけで内容を全て記憶出来る

・毎朝、今日聞くことになるセリフを5つ予知できる

・念じるだけで触れたものを壊せる

というそれぞれの能力を持つ高校生が登場します。

自分がこの能力を持っていたらどう使おうか?など考えたらワクワクしませんか?




②数奇な運命によって導かれる4人


→名前も顔も知らない4人の高校生はとある会場にて同日同時刻に出会います。

あるものは人の幸福を考える集いの招待券、あるものは国内最大級のBOOKフェスタの招待券、あるものは国内最大級の学問の祭典の招待券、あるものはピアノのコンサートの招待券を持って、

その出会いはなんとも不思議で、全く違う招待券を持った4人が同じ日に同じ時間に出会います。

この不思議な導きから一気に、作品の奇妙な雰囲気に飲み込まれていくでしょう!




③爽快感のある伏線回収

→本書の見どころで『伏線が回収されたとき、あなたは驚きと共に爽やかな感動に包まれる』とあるがまさにその通り!

前半に散りばめられた要素が後半ラストに一気に回収され、その様は気持ちよく、スッキリとした気持ちになります。

本書を読むと、出てくるキャラに無駄なものは無いんだなと改めて感じると思います!






どんな人におススメか


→爽やかな青春小説が好きな人

→伏線回収の作品が好きな人

→読んでいて、ハラハラドキドキする作品が好きな人


オススメな本になっていると思います!!






読んだ感想

→まず表紙の女の子(おそらく黒沢皐月)の絵がいい!!

ライアーゲームのような惹きつけられるような雰囲気がとても好みで、本棚に飾りたくなる。


4人の高校生もそれぞれしっかりとキャラが立っていて、個人的にはのんが1番好きなキャラで、交友関係が広そうで友達になったら楽しそうだなと思いながら読んでいました(笑)


この本の帯にNO.1鈍器本とあったがページ数がとにかく多く、分厚い!

しかしながら、話が登場人物それぞれで場面が切り替わって物語が進んでいくなどとても読みやすく、疲れることなく楽しく読めて面白い作品でした😆


ノワール・レヴナント (角川文庫)

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